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6月9日 RichmondでのまとめとSpring Term終了!

Spring Term終了!!たくさんの事を学んで常に苦戦して、時々笑った春学期ももう終了しました。あっけないと思わせるほどに時間ははやく流れていったけれど、カレンダーだけはしっかり時間を教えてくれるのだー。もう6月9日、春学期終了 でやんす。
 
 火曜日は、「ペーパは終らせた!!」と自分に言い聞かせ最後のRichmondでの授業に参加しました。今日は学期末なので授業はそこそこに礼儀作法の体験授業の一貫として畳(に似せた紙)の上でおにぎりと味噌汁を食べるという羨ましい授業だった。日本人の父兄の方がおにぎりと味噌汁作りを担当して子供たちに振る舞う。座り方から片手で食器を持っていいということまで指導しての食事。

 今日の報告もそこそこにこの前の話の続きを書こうかな。

 Richmondでされている教育はImmersion教育というのだけれど、つまりは第二外国語で授業を行って二ヶ国語を教えるという教育方法。短い間にRichmondでお手伝いさせてもらって良かったと思っている。なぜなら、アメリカの小学校の中に一人のアシスタントとして参加して普通では体験できない生のアメリカの義務教育に触れることができたからだ。最後に、自分のImmersion教育に触れての感想を少し書きます。

 まず子供たちの学習能力の高さに驚いた。子供が第二外国語を学ぶ事は、第二外国語の修得と言う点においては文句の付けようのない効果が生まれると思う。さらに、文化を学べるという利点は大きい長所だと思う。子供の頃から日本語で挨拶をきちんとするという日本人から見たら当たり前のことをすることで大きく子供たちの視野は広がっていくのではないだろうか?子供の頃から自分のアイデンティティとする文化のほかにこういった日本の文化を触れて行く機会をもうけるのは、いま留学生としてアメリカで勉強している自分にとってはとても羨ましいことだ。

 しかし、ゆとり教育が導入されたときも指摘されたように、進度に遅れていく生徒をどう扱うかというのが義務教育では高い優先順位を占めるのだろうけれど、この教育方法は進度が遅れている生徒はかわいそうなのかもしれない。その一方で、日本語の進度にもついていってさらに学科の勉強が好きな子は成長が著しい。おそらく日本語で他の教科を学ぶ事に何の抵抗も苦も覚えていないと思う。子供の持っている能力の高さは想像を超えたものがあった。この格差が一つの大きな問題だと思う。それを解決するために僕のようなTAはもっと必要だと思うし、学校外のサポートも重要だと思う。実際にRichmondの学校外の取り組みは色々と存在するようだ。補習を開くとか、親同士の連携だとか。結局は、成績の悪い子供の親御さんは子供の成績には無関心という予想されるパターンが多いと思われる。

 一部の子供にはたいへん有益な教育だ。ただ、遅れてゆく子の”勉強アレルギー”は大きな心配の一つだ。しかし、一人の日本人としてこうして子供たちが日本を学んでくれるというのはこの上ない喜びなのでまた来年度からも続けたいと思っている。

 
by my225225 | 2004-06-11 05:30 | Diary 春・夏
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大学生Mのアメリカ留学後の生活。最近の興味はLOHASとCSRと環境。趣味はサイクリング、旅行、焼酎、Salsa。好きな焼酎は不二才(はいは特に)と園の露。  御贔屓のほどを。

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